受験生の皆さま

先輩からのメッセージ

(2012年度 学生原稿より掲載)

5年生の生活,そして思う事

 こんにちは,そしてはじめまして。私は東京生まれ東京育ちの医学類5年の学生です。今年は暖冬のようで雪もあまり降らず,非常に過ごしやすいですが少し寂しくも感じます。さて,今回は金沢大学の5年生が日々どう過ごしているのか以下に書き記したいと思います。
 4年生のテスト地獄を乗り切り,晴れて5年生になると病院実習(BSL:Bedside Learning)が始まります。(他大学では4年生の内から始まる場合もあるそうです。)病院実習は1学年が16グループに分けられ,薬剤部なども含め病院にある科を順に全て回ります。私たちが行っているのは回っている科での講義,手術見学,そして入院患者さんを1人担当させていただきます。もちろん患者さんの治療方針を立てたり,血液を採るなど医療行為をすることはできません。しかし入院した経緯を聞き,聴診器で心臓の音を聴いたりすることで患者さんが患っている病気を学びます。話ではよく聞く言葉ですが,「患者さんが一番の教科書である。」という事を実感するのはこの病院実習においてでしょう。ただ病気を勉強するなら図書館へ通いガリガリと教科書を勉強すればいいでしょう。しかし患者さんの訴えを聞き,それを治したいという意識が芽生えた時,行動が変わります。最新の治療は教科書には載っておらず,英語の論文を探し読みます。(最先端の事は大抵の場合英語で世間に出ます。)他大学の話を聞くと,この金沢大学の病院実習は学生の自主性を重んじている印象を受けます。(悪くいえば時間に余裕があるという事ですが...)空き時間に国家試験の勉強をするものもいれば,論文を読む人,最後の学生時代のゆっくりとした時間を楽しむなんて人もいます。最近は国家試験をパスすることが全てだという雰囲気を醸し出す大学が増えてきている印象を受けますが,この金沢大学はもっと医学を学問的に楽しみなさいという風潮があるように思え,はるばる東京から出てきて良かったなと今は思えます。
 また勉強以外の私生活はと言いますと,アルバイトをしたりスポーツをしたり一般の大学生と変わりません。私たちも残すところ1年で社会人になるのだと思うと,身が引き締まると同時に,自由な時間も僅かであるという意識が強まり生活にメリハリが生まれ,遊ぶ時は思いっきり羽を伸ばしています。
 この文章を読んで,少しでも金沢大学医学類に興味を持っていただければ幸いです。是非この金沢という土地で一緒に学びましょう!

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