研究分野紹介

遺伝子改変動物学

研究分野ホームページ

http://kiea.w3.kanazawa-u.ac.jp/tglab/tganimHP/Top.html

スタッフ

教 授:大黒多希子
准教授:橋本 憲佳
助 教:神村 栄吉,寺川 純平

研究の概要

我々の研究室では,遺伝子改変マウスを用いた子宮機能の解析を行っている。子宮は恒常的に遺伝子/タンパク質の発現状態と細胞形態を変化させる非常にユニークな組織である。この変化は,卵巣由来のホルモンであるエストロゲンとプロゲステロンにより精密に制御されているが,特に興味深いのは,子宮を構成する3つのパーツ,上皮,間質,筋層が,卵巣ホルモンにより個々別々に経時的に制御されるが,その後,この3つのパーツが相互的に作用することによって正常機能を保持することである。つまりこの精密で複雑な機構が少しでもずれると正常な機能が損なわれ,不妊や癌などの疾患を引き起こす。我々は,特にどのような"ずれ"がこのような疾患を引き起こすのかということについて,正常動物と疾患動物を比較することにより解明を行っている。モデル動物としては,マウスを用いている。マウスは,既に全ゲノムが解明されているうえ,ノックアウトマウス作成技法も確立されており疾患動物の作成が容易である。また,妊娠期間が20日前後と比較的短いため,子宮の機能を研究する上で非常に使いやすい動物である。主な研究テーマは以下の通りである。

  1. 子宮体癌の新規マウスモデルの作製および新規治療ターゲット因子の探索
  2. 不妊症の新規マウスモデルの作製および新規治療ターゲット因子の探索
  3. 遺伝子改変マウス作出の共同研究