研究分野紹介

心臓血管外科学

研究分野ホームページ

https://kanazawa-surg.jp/

スタッフ

教 授:竹村 博文
特任教授:村田 明
講 師:飯野 賢治
助 教:木村 圭一,山本 宜孝,上田 秀保

研究の概要

  1. 虚血性心疾患・弁膜症・先天性心疾患の病態生理学
  2. 体外循環の血液学的な検査
  3. 心筋保護の基礎的・臨床的研究
  4. 低侵襲(内視鏡下)心臓外科手術
  5. Fasudilの動脈弛緩用の研究
  6. SubZero長期間心臓保存法
  7. 弓部大動脈瘤に対するステントグラフト留置術の確立
  8. 深部静脈血栓症に対する集学的治療
  9. 脈波の解析

臨床系大学院における基本姿勢として当教室において大切にしている点は,医師としての倫理観と使命感に立脚した研究マインドの育成と国際感覚の育みである。常に臨床への応用性と発展性を見据え,臨床および基礎的研究を通して科学的な思考能力を育成する。また,常にあくなき探究心,リサーチマインドを大切にし,臨床医として且つ科学者として,将来国際的にもリーダーシップを発揮することのできる人材の育成を目指している。

心拍動下における自動吻合器を用いた新しい心房中隔欠損症の欠損孔閉鎖法を開発し,ブタを用いた動物実験で実証した。ブタの心房中隔欠損モデルに対し,A群:心拍動下にパッチを用いた手縫いによる縫合閉鎖,B群:心拍動下に自動吻合器(circular stapler)を用いて欠損孔を閉鎖,の2群に分け,手術時間,閉鎖部位の耐圧性について比較評価を行った。手術時間についてはA群:66.4±10分,B群:10.5±1.0分であり,B群の方が有意に短かった(P<0.05)。A群,B群すべてにおいて耐圧テストにおいて閉鎖部位のリークは認めなかった。以上より,自動吻合器を用いた新しい閉鎖法は,時間を短縮しかつ確実な耐圧性の結果が得られ,今後の心臓外科手術における低侵襲化へ向けての有用な手法の一つとなる可能性が示唆された。