研究分野紹介

内分泌・代謝内科学

研究分野ホームページ

http://metabology.w3.kanazawa-u.ac.jp/

スタッフ

教 授:篁  俊成
准教授:御簾 博文
助 教:竹下有美枝,唐島 成宙

研究の概要

糖尿病,肥満症をはじめとした代謝疾患,および原発性アルドステロン症をはじめとする内分泌疾患の病態解明と新しい診断・治療法の確立を目指しています。長い人類の歴史の中で近年急激に訪れた過栄養は,肝臓を司令塔とする臓器間ネットワークを劇的に変化させ,2型糖尿病,動脈硬化をはじめとする生活習慣病の病態を形成している可能性があります。私たちは生活習慣病の中心病態であるインスリン抵抗性が形成される分子機構を,細胞・個体レベルで解析することで,この仮説を検証しています。これまで,病態形成の鍵となる代謝経路と生理活性分子を複数同定し,機能解析を進めています。その知見に基づいて,生活習慣病に対する早期診断と先制・最適医療実現のための新しい診断・治療技術創出を目指します。

【主な研究テーマ】

  1. 糖尿病・肥満症の病態・合併症の病態と治療に関する基礎・臨床研究
  2. 内分泌性高血圧症(特にアルドステロン症)の診断と治療に関する基礎・臨床研究
  3. エピジェネテイクスによる生命現象の包括的解明
  4. 病態形成肝臓由来ホルモン(ヘパトカイン)を介した臓器間ネットワークの解明
  5. エネルギー代謝の恒常性を維持する糖質・タンパク質・脂質各代謝経路相互のクロストーク
  6. 医工連携による内分泌代謝疾患の新しい診断法の確立
  7. ICTを用いた未来型医療の構築

【大学院の基本姿勢】

  • 医学部のみならず,多様な学部出身の大学院生を歓迎します
  • 問題解決の必要性から,他講座,他学部,他大学,民間と共同研究を進めます
  • 研究を遂行するのに必要なハードとソフトを整備しています
  • 学位(医学修士,医学博士)を取得できます
  • 医学研究分野におけるリーダーを育成します

【臨床医への対応】

  • 豊富な症例を背景に,内分泌・代謝内科学の幅広い領域にわたる臨床研修,基礎・臨床研究に対応します
  • 他の臓器別内科学教室と連携し,全人的臨床力を育成します
  • 日本内科学会,日本糖尿病学会,ならびに日本内分泌学会の専門医資格を取得できます

Figure
Pathology of type 2 diabetes caused by a hepatokine
The liver plays a role as an endocrine organ to produce functional hepatokines and thereby mediates fatty liver-associated systemic pathology. We discovered a liver-derived hormone selenoprotein P that causes multi-signal resistances via reductive stress leading to pathology of type 2 diabetes such as insulin resistance, angiogenesis resistance, exercise resistance, and insulin secretory failure.