研究分野紹介

リウマチ・膠原病内科学

研究分野ホームページ

http://intmed2.w3.kanazawa-u.ac.jp/

スタッフ

講 師:川野 充弘
助 教:藤井  博,水島伊知郎,原  怜史

研究の概要

我々の教室では,全身性エリテマトーデスを代表とする全身性自己免疫疾患や,全身性炎症性疾患であるIgG4関連疾患を対象に,原因の究明と新規治療法の開発を目標とした研究を行っている。臨床研究で力を入れているのはIgG4関連疾患とシェーグレン症候群であり,IgG4関連疾患の国際的な分類基準の作成や,シェーグレン症候群のヨーロッパを中心とした国際ガイドライン作成にも参加している。IgG4関連疾患の基礎研究においては,病原性免疫グロブリンおよび補体系を介した病態形成,及び先進予防医学研究科と共同で環境要素が発症・進展に与える影響を解明することを目標としている。また,最終的に,臨床に直結する研究を目指しており,IgG4関連疾患では,新たなバイオマーカーの同定や,患者末梢血中の個々の形質芽球(plasmablast)よりモノクローナル抗体を作成し,病原性を持つモノクローナル抗体や疾患保護的に働くモノクローナル抗体の同定と治療応用を試みている。
現在の主な研究課題は下記の通りである。

  1. IgG4関連疾患における末梢血免疫芽球を使ったトリガーとなる抗原の同定
  2. IgG4関連疾患における疾患保護的 IgG4クローンの同定と治療応用
  3. IgG4関連疾患における低補体血症の機序と病態への関与の検討
  4. IgG4関連疾患における疫学調査及び発症・進展における環境要素の検討
  5. IgG4関連疾患モデルマウスとしての Lat Y136Fマウスを用いたIgG4関連疾患発症機序の解明
  6. ループス腎炎の病態形成におけるケモカインの関与の検討
  7. 関節リウマチにおける環境要素・腸内環境の関与の検討
  8. 抗セントロメア抗体陽性シェーグレン症候群の臨床研究
  9. クリスタルを形成するモノクローナル異常軽鎖による腎障害機序の解明