研究分野紹介

細胞代謝栄養学

スタッフ

准教授:山下 竜也
特任准教授:寺島 健志

研究の概要

近年,糖尿病,脂質異常をはじめとした栄養代謝異常や肥満などの生活習慣病は非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)と密接に関連していることが報告されいている。NAFLDの5-25%は5-10年で肝硬変に至り,その中から5年間で10%に肝発がんがみられるといわれている。このNAFLDの病態と肝発がんに至るまでの病態に対して,これまで基礎的,臨床的アプローチから検討し報告してきた。最近はこれらの病態に対して,肝細胞,内皮細胞,星細胞,免疫担当細胞などの構成細胞単位での病態解析のために,炎症細胞社会やがんエコシステムという概念のもとに研究を進めている。
また,2017年に指定を受けたWHO慢性肝炎肝癌協力センターでは,WHOからの委託事項として,1. WHO西太平洋事地域肝炎対策計画(2016-2020)を基に,各国に適した肝炎スクリーニングや介入,治療目標を導入し,達成するためのサポートを行う。2.慢性ウィルス性肝炎と肝癌分野において,WHOに技術支援を行うとなっており,これらの委託事項を基づきWHO西太平洋事務局と協働し,肝疾患に関する公衆衛生的な介入する研究を含めた活動を行っている。
私たちの研究室では以下の領域に関する研究を行っています。

  1. 栄養代謝異常および生活習慣病に関連した肝疾患の研究
  2. 肝疾患に関する公衆衛生的な介入方法の研究
  3. 西太平洋地域における慢性肝疾患と肝がんの研究