研究分野紹介

人体病理学

研究分野ホームページ

http://humpathol.w3.kanazawa-u.ac.jp/

スタッフ

教 授:原田 憲一
准教授:佐々木素子
講 師:佐藤 保則

研究の概要

当研究分野の博士課程では,1)病理学を基盤とした研究による博士論文,2)病理専門医資格,を同時に獲得できる指導体制をとる。

1)研究内容

病理学的観点から肝臓の病態生理を追求し,肝臓病に対する新しい治療への開発に寄与することを基本的目的としている。特に,肝内胆管に焦点をあて,肝内胆管癌の発癌機構,原発性胆汁性肝硬変などの原因不明な胆道系疾患の病態生理について,免疫病理学および分子病理学的解析を進めている。また,最近注目されている細胞老化の概念と肝stem cellの観点から,新しい切り口からの肝発癌機構の探求も始めている。なお,主要な研究課題は以下である。

  1. 原発性胆汁性肝硬変,肝内結石症,特発性門脈圧亢進症の病態および病因の解明
  2. 肝発癌機構の解明
  3. 胆管細胞の生理的および病的機能の解析
  4. 先天性胆管形成異常の病態解明と実験モデルの確立

2)病理専門医の育成

病理は病理診断業務を通して医療現場で活躍する重要な診療領域である。近年,高度先端医療の発展に伴って病理専門医の需要は益々高まっており,病理専門医は不足しているのが現状である。病理専門医資格は,一定基準以上の人体病理経験年数(5年,内1年は臨床研修でも可),病理解剖数,生検診断数などの条件を満たし,専門医試験に合格することで取得できる。当研究分野の博士課程では,博士課程修了後すぐに病理専門医試験を受験,合格できるような指導体制をとっている。

ウイルス性慢性肝炎での "Large cell dysplasia" における細胞老化マーカーp21発現