研究分野紹介

細胞代謝栄養学

研究分野ホームページ

http://ota.w3.kanazawa-u.ac.jp/index.html

スタッフ

准教授:太田 嗣人
助 教:長田 直人

研究の概要

炎症・免疫応答やストレス応答と代謝調節は密接に相関し,個体の代謝恒常性の維持に関わっている。エネルギー過剰や肥満状態では,その恒常性の破綻により,糖尿病,脂質異常症,非アルコール性脂肪肝(NAFLD)が生じ,これらの代謝疾患に共通する病態としてインスリン抵抗性がある。私たちの研究室では,これまでに肝臓の脂質代謝,特にVLDL(中性脂肪やアポBリポ蛋白)の分泌と肝臓の脂肪化との関わりにおける小胞体ストレスの意義を明らかにし,さらに,肝臓への脂肪蓄積により生じる過剰な脂質過酸化とインスリン抵抗性が炎症や線維化を生じて,脂肪肝炎(NASH)を促進することを報告してきた。一方,肥満は局所および全身に生じる慢性炎症であり,脂肪組織等にマクロファージをはじめとする炎症細胞が浸潤している。最近では,マクロファージの浸潤とインスリン抵抗性の制御に新たなケモカイン受容体の役割を見出し,研究を展開している。

私たちの研究室では臨床応用を視野に入れた,以下の領域の基礎研究を行っています。

  1. Inflammation, stress and metabolic diseases
  2. Diabetes and immune system
  3. Lipoprotein metabolism and NAFLD
  4. Nutrition, nutrigenomics and nutraceuticals