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セミナー情報

基礎・臨床交流セミナー(12/19)

開催日 : 平成28年12月19日(月) 18時~19時
開催場所 : 医学類G棟 第3講義室

内容

 医学系では、基礎系教員、臨床系教員が、どの分野でどのような研究を行っているかについての発表を行うことで、分野融合による新しい研究が生まれることを期待し、また、研究内容の相互理解を深めることで、基礎・臨床の垣根を越えた共同研究への進展を図るため,基礎・臨床交流セミナーを定期的に開催することとなりました。
 つきましては、基礎・臨床交流セミナーを12月19日(月)に別添のとおり開催しますので、積極的な参加をお願いします。

日時:平成28年12月19日(月) 18時~19時
場所:医学類G棟 第3講義室

演題:自己炎症疾患の発症機序とエクソソームの役割
演者:華山 力成 教授(医薬保健研究域医学系免疫学分野)
座長:横田  崇 教授(医薬保健研究域医学系再生分子医学分野)

近年、マクロファージや好中球など貪食細胞による自然免疫機構の研究の進展に伴い、免疫の異常による疾患はT細胞やB細胞など獲得免疫系の異常による従来の自己免疫疾患だけではなく、自然免疫系の異常による自己炎症疾患という新たな観点から疾患概念が大きく再定義されています。貪食細胞は免疫の要となる細胞で、病原体や死細胞、自己成分などを細胞内に取り込み消化酵素によって分解・除去しますが、その後の応答として、これまでは免疫活性物質や抗原提示による獲得免疫系の活性化機構が盛んに研究されてきました。一方、貪食細胞が異常に活性化すると、正常な自己細胞を生きたまま細胞内に取り込んだり(血球貪食)、有害な消化酵素を細胞外へと放出する(他者融解)ことにより、直接的に組織傷害を引き起こします。そこで本講演では、我々が自己炎症疾患の解明に向け取り組んでいる、貪食細胞による組織傷害の分子機構を紹介するとともに、貪食細胞の機能を制御する新たな因子として、細胞外小胞エクソソームの役割と疾患発症との関わりについて紹介します。

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